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カラーじゃなく質感が重要!チークで毛穴をカバーするテクニック!

この記事は約 548 秒で読めます。

チークは顔に血色をつけて顔色をよく見せたり、顔の形の補正やメイクのイメージを変えることを目的で行います。さまざまなメイク効果があるチークですが、気になる毛穴もチークの選び方によってカバーすることができます。

そこで今回は、気になる毛穴をチークでカバーするテクニックや選び方についてご紹介したいと思います。

基本のチークのつけ方

まずは、ナチュラルメイクの場合の基本のチークのつけ方についてご紹介します。

ナチュラルメイクのチークの基本の位置

1)黒目の中心から下延長線上よりも外側に
2)鼻下よりも上に
3)フェイスラインとの間には、指一本分ほどの余白を
4)顔の内側から外側に向かう角度で

1)の黒目の中心よりも内側にチークを入れると、フェミニンなイメージになります。逆に、外側に入れば入るほど、クールでマニッシュな雰囲気に仕上がります。

2)の鼻先よりも上に入れることで、頬の位置が上がり、より若々しく生き生きと見せることができます。逆に、鼻先よりも下に入ってしまうと、頬が長く、位置も下がって見えることで、実際の年齢よりも老けて見えてしまうので注意が必要です。

3)チークを入れる際にどこまで入れればいいのか、みなさん悩まれるようですが、必ずフェイスラインや耳との間には、指一本分ほどのスペースを保ってください。フェイスラインぎりぎりに入れてしまうと、少しケバケバしく、きつい印象になってしまいます。

4)内側に濃く、徐々に外側に向けって薄くグラデーションになることで、メイク上手に見える、立体感のあるチークに仕上がります。

以上の基本位置の確認をしたところで、実際にチークの質感選びについてご紹介をしていきたいと思います。

乾燥が気になる方はチークで保湿を

夏冬と季節を問わず悩みが多いのが「肌の乾燥」です。とくに冷房や暖房のきいた室内では時間が経つにつれて、肌のカサカサ感がひどくなったり、チークが肌の上でなじまず、メイクが浮いてしまうような状態になってしまいます。

とくにパウダーチークは重ねることで、余計に肌の乾燥を助長して見せてしまうことも。

肌の乾燥が気になる場合は、パウダーチークではなく、リキッドタイプやクリームタイプのチークなど、保湿力の高いチークがおすすめです。

リキッドタイプ
リキッドタイプのチークは、さらっとした液状タイプのチークで、あたかも自身の血色のような自然な紅潮感を肌に与えてくれます。

クリームタイプ
ひと塗りでしっかりと発色し、1日中顔色の良いお肌を保ってくれます。保湿力も高く、メイク直しをする時間がない方にもとてもおすすめです。

リキッドタイプもクリームタイプも、どちらもルースパウダーの前に使うことで、肌にしっかりと密着し、乾燥によるメイク崩れを防ぎます。

最近では、はちみつ入りのクリームチークなどもあり、保湿力にすぐれているので、乾燥肌で悩んでいる方にぜひお使いいただきたいアイテムです。

毛穴の開きはチークでカバーできる!

顔の毛穴が気になる方にも、クリームタイプやリキッドタイプのチークはおすすめです。肌にやさしく入れ込むように馴染ませることで、毛穴落ちを防ぎ目立たなくさせてくれます。

また、毛穴をカバーするためには、チークの質感選びがとても重要になります。パウダーチークには、主に次の三種類の質感があります。

マットタイプ
マットタイプラメやパールなどが入っておらず、毛穴部分にも馴染むので、肌を綺麗に見せる効果があります。また、見た目のチークの色合いも素直に発色させやすいタイプです。

パールタイプ
偏光のパールが入っていて、やわらかなツヤ感を肌に演出できるタイプです。粒子の細かいパールタイプは、毛穴もあまり目立たせず、品のいい肌の質感を作ることができます。

ラメタイプ
肌をキラキラと輝かせて、華やかさを演出できるのがラメタイプです。粒子の大きいラメタイプのパウダーチークは、毛穴やキメの粗さを悪目立ちさせてしまいます。毛穴が気になる方には、あまりおすすめできない質感になります。

チークは色選びだけではなく質感選びもとても大切な要素になるので、毛穴をカバーしたい場合は、マットやパールタイプのチークを選ぶようにしてみてくださいね。

チークブラシは上質なものを

クリームチークやリキッドチークは、指を使ってやさしく肌になじませることがおすすめです。ですが、パウダーチークを使う場合は、毛並みの柔らかい上質なものをおすすめしています。

ブラシは本当にピンからキリまであり、値段もさまざまですが、かたくてチクチクするような使っていて心地よくないものは避けた方がいいでしょう。おすすめしないのは、もちろん使用感もありますが、ブラシの摩擦で肌を傷めたり、のちのち色素沈着などの原因にもなり得るからです。

生涯の相棒というには大げさかもしれませんが、チークブラシは一生ものだと思って、上質なチークブラシに投資をするのもいいかもしれません。

チークといっても、その中にはさまざまな質感やタイプがあります。ぜひ次にチークを購入される際には、カラーだけではなく、肌の悩みに応じて違う観点から選んでみるのもいいかと思います。肌をより美しく見せてくれるチークに必ず出会えると思いますよ。

山田 麻衣子

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【メイク講師、美容のプロを育てる専門家】京都にてメイクスクール『Make-up Atelier Ma*Vie(マヴィ)』を経営。「100人女性がいれば、10...

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