メイクのプロが教える崩れないアイメイクテクニック
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春夏は皮脂や汗でのヨレ崩れ、秋冬は乾燥崩れ、このように1年を通してアイメイク崩れで悩んでいる方はとても多いです。
目のまわりは他の部位よりも皮膚が薄く、とくに乾燥もしやすいです。上手にスキンケアやアイメイクを選ばないと、崩れが真だちやすい場所になります。今回は、崩れないアイメイクのテクニックをご紹介したいと思います。
Contents
なぜ目もとは乾燥しやすいの?
目もとが乾燥しやすい原因は、その構造にあります。体の中でもまぶたは一番皮膚が薄く0.6mm程度しかありません。汗腺や皮脂腺もほとんどないため、油分や水分を保つ力も他の部位に比べて低いため、目もとは乾燥しやすくなります。
美肌には保湿が必須ですが、とくに乾燥のしやすい目もとに関しては丁寧な扱いとケアが必要になります。
目もとケアは“摩擦と保湿”がポイント
アイメイクを落とすときのクレンジングによる摩擦、花粉やアレルギー時のかゆみでまぶたをこすったり、掻いたりすることによる摩擦など、摩擦は目のまわりの皮膚を傷つけ、乾燥しやすい環境をつくる原因となります。目のまわりの皮膚はとくに薄く繊細なので、やさしく扱うことがとても重要になります。
そして、乾燥肌や敏感肌の方だけではなく、乾燥しやすい目もとはとくに保湿ケアが必須です。目もとの乾燥から、くすみやクマ、小じわやメイク崩れなどのトラブルを引き起こすからです。
最近は目もと専用のアイクリームがたくさん発売されているので、アイクリームを活用したりするのもおすすめですが、わざわざアイクリームを用意するのが面倒なときは、バランシングゲルでも代用可能です。バランシングゲルを目もとや乾燥の気になる部分に重ね塗りすると効果的です。
目もとケアのポイント
美しい目もとには摩擦はNG!
目もとの保湿は徹底的に!
アイメイクが崩れる原因と崩れ防止テクニック
アイメイクが崩れる主な原因は、「乾燥による崩れ」と「油分による崩れ」の大きく分けてふたつに分かれます。
目もとの乾燥が崩れると、時間が経つにつれてアイシャドウがシワに入り込んで崩れてしまったり、アイシャドウそのものが肌になじまなかったりと、アイメイクの美しさを損なう原因になります。
アイメイクが崩れやすい方は、クリームアイシャドウなどの水分と油分が加えられたものを使ってみてください。ただし、クリームアイシャドウを使うときは気をつけたい点があります。
崩れないクリームアイシャドウの使い方のポイント
クリームアイシャドウを使うと二重ラインに入り込んでヨレてしまう、カラーがすぐにとれてしまうという悩みをよく聞きます。このような場合は、クリームアイシャドウを保湿代わりにベースとして使うのがおすすめです。
1)パウダータイプのアイシャドウをのせる前に、クリームアイシャドウをまぶた全体に薄くなじませておいてください。
2)その上から通常のパウダーアイシャドウを重ねます。
3)アイホール全体に明るいカラーをのせて、クリームアイシャドウの上に密着させます。
4)ポイントとなるカラー → 引き締めカラーの順に重ねていきます。
アイメイクの土台にクリームアイシャドウをなじませることで、まぶたの乾燥も緩和し、なおかつ、重ねるアイシャドウの密着度を増す効果があります。
パウダーアイシャドウだけでは乾燥してしまい、カサカサな目もとになりやすい方は、クリームアイシャドウを土台として使ってみてください。また、クリームアイシャドウのカラーは、「ベージュ」「ピンク」「ラベンダー」「ホワイト」など、上からのせるパウダーアイシャドウの邪魔にならないカラーを選ぶといいですよ。
油分でアイシャドウがヨレてしまう場合は…
アイシャドウのほかに、アイラインやマスカラが崩れてしまう場合は、油分による崩れ、いわゆる「パンダ目」といわれるトラブルです。これは、目のまわりに残ったファンデーションなどの油分が原因になります。
油分が原因のアイメイク崩れは、たいていが目のまわりの粉(ルースパウダーなど)不足によるものです。
皮脂の出やすい春夏の間だけでも、崩れやすい目もとや目のキワ、目のまわりにしっかりと粉をのせて、サラサラに保つことで改善することができます。乾燥崩れ、油分崩れ、それぞれの崩れる原因によって対策やアイテムを選んでくださいね。
花粉症の方も多い春夏の時期は、とくに目のまわりのメイク崩れが気になるものです。花粉などのアレルゲンから肌を守るためにも、目もとの保湿は必須です。しっかりと保湿ケアをして、美しい目もとを維持してくださいね。