毛穴に効果的な食べ物とは?
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A. 毛穴に効果的なのは、ビタミンB1、ビタミンB2、セラミド、アスタキサンチンなど。また、食べ方にもコツも!
毎日の食事が、私たちの肌や体をつくります。食生活が偏ると、栄養不足で脂肪を燃焼できなくなるほか、肌の調子もイマイチに…。美肌を保つためには、バランスの良い食生活が基本です。
そして、シミや毛穴、くすみ、クマなど肌にうれしい効果を持つ食材はたくさんあります。美肌食材を積極的に摂って、肌をより一層グレードアップしましょう。
毛穴に効果的な食材とは?
糖質や脂質の多い食事は、皮脂分泌を促して角栓づまりを招くので避けるようにしましょう。また、肌の代謝が衰えると毛穴につまった皮脂が黒くなり、角栓づまりが目立ちます。
タンパク質や脂質の代謝を助け、余分な皮脂の分泌を抑える、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6などを積極的にとるようにしましょう。
また、たるみ毛穴には、肌のハリを高めるセラミドやアスタキサンチンが豊富な食材がおすすすめです。
ビタミンB1:豚肉
ビタミンB1が豊富な豚肉は、炭水化物の代謝不足による皮脂の分泌を抑える効果があります。肉類は、油で料理をするとカロリーが高くなり、かえって皮脂分泌を促してしまうので、煮たり茹でたりして、調理を工夫するようにしてください。
その他のビタミンB1が豊富な食材
うなぎ、枝豆、グリーンピース、カツオ、ピーナッツ、玄米など
ビタミンB2:牛乳
ビタミンB2は「美容ビタミン」とも呼ばれる美肌成分です。皮脂分泌を調節し、脂肪の蓄積を防ぐ効果があります。また、ビタミンB2が不足すると肌トラブルを引き起こしやすくなります。
その他ビタミンB2が豊富な食材
レバー、ウナギ、イワシ、サバ、ブリ、タラコ、納豆、マイタケなど
セラミド:アボカド
肌のうるおいを保ち、バリア機能を高めるセラミド。黒・赤・黄・緑などの色の濃い食材はファイトケミカルを含み、セラミドの生成を促す効果があります。
その他セラミドが豊富な食材
ゴボウ、トマト、ほうれん草、ひじき、ナス、生芋こんにゃくなど
アスタキサンチン:サケ
アスタキサンチンは肌の老化を防ぎ、弾力を保つエイジングケア成分です。キンメダイやマダイなどの魚の赤い皮の部分に豊富に含まれるので、魚は皮ごと食べるようにしましょう。
その他アスタキサンチンが豊富な食材
イクラ、タイ、エビ、桜エビ、カニ、マダイ、キンメダイ、キンキなど
美に効く!食べ方のコツ
年齢とともに消化吸収力も落ちていくので、食事をするときは脂質の少ない食材を選んだり、揚げ物を減らすなどの工夫も必要です。食事の内容が調節しづらい場合などは補助的にサプリメントも上手に活用しましょう。次に、美肌に効果的な食べ方のコツをご紹介します。
食事は一口30回を目安によく噛む
食事をするときは、一口で30回を目安によく噛むようにしましょう。よく噛むと、唾液が増えて消化を助けます。唾液に含まれるパロチンは、肌の代謝を良くして、壊れた細胞を修復する効果があります。また、よく噛むことで、口やあごの周りの筋肉が鍛えられ“たるみ”防止につながります。
体に良い油をとる
油は太るというイメージがありますが、エネルギーをつくり、肌にうるおいを与える大切な栄養素です。
ただし、油の種類に注意をする必要があります。サラダ油ではなく、エゴマ油やアマニ油、青魚に含まれるオメガ3系、オリーブオイルや菜種油などのオメガ9系の良質な油を摂るようにしましょう。
腸内環境を整える発酵食品や乾物を食べる
腸内環境が整っていると、老廃物が溜まらず肌に良い影響を与えます。
発酵食品は乳酸菌が豊富、腸内環境を整えるためにぜひ摂りいれたい食材です。また、干し野菜や干物、ドライフルーツなどの乾物はビタミンやミネラルの宝庫です。
ダイエット中でも肉や魚は食べる
肉や魚のタンパク質は、肌や体をつくるための重要な栄養素です。1日に100gは摂りたいです。ダイエット中の場合は、ごはんやパン、パスタなどの炭水化物を控えるようにしましょう。
野菜は実・葉・根をバランスよくく
種を持つ実の野菜、土の上で育つ葉の野菜、土の中で育つ根の野菜の3種類をバランス良く食べると、野菜の栄養をまんべんなく取り入れることができます。
実の野菜 | 抗酸化物質が多く含まれ、肌の老化防止やストレス緩和に効果的 | トマト、ピーマン、カボチャ、キュウリなど |
葉の野菜 | 太陽の光で育まれた植物のエネルギーでやる気アップ | キャベツ、レタス、ホウレン草、ブロッコリー、セロリなど |
根の野菜 | 大地に含まれるミネラルが豊富で、体の疲れをとる | タマネギ、長ネギ、ニンジン、ゴボウ、レンコン、ダイコンなど |
美肌NG食材・成分
私たちの身近な食材で、美に悪影響を及ぼす食材や成分もあります。できる限り、これらの食材は避けて添加物の食材を選ぶようにしましょう。
白い炭水化物
白米や白いパン、うどんやそうめんの食べすぎは、糖化を加速させ老化を促進することも。極端に避ける必要はありませんが、食べるとしたら、雑穀米や胚芽パン、全粒粉パン、蕎麦などがおすすめです。
白砂糖
白い砂糖は腸の悪玉菌を活発にするほか、シミやそばかすの原因にも。また、白い食べ物は、精製の過程でビタミンやミネラル、繊維などの栄養素を失い、糖質だけになってしまっているものが多いです。
料理で甘みをつけたい場合は、白い砂糖ではなく、てんさい糖やメープルシロップ、純粋なはちみつ、みりんなどで味付けをするようにしましょう。
トランス脂肪酸
マーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸は、アレルギーの悪化や心臓病のリスクを高める恐れがあります。市販のお菓子やパンなどにも含まれているので注意が必要です。
清涼飲料水
清涼飲料水の中には、500ml中に角砂糖10個以上の糖分が含まれているものも。原材料名に「ブドウ糖果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」の表示があるものは避けるようにしたいです。
だしの素
手軽な便利な市販のだしの素ですが、化学調味料や塩分の影響でうまみ成分が濃く、使い続けると味覚に影響がでる場合も。なるべく、カツオや昆布などの自然な食材でだしをとるようにしましょう。だし入り味噌やインスタントみそ汁も意外と添加物が多いので注意が必要です。
グルタミン酸ナトリウム
グルタミン酸ナトリウムは、成分表示に「アミノ酸等」と表示される化学調味料の一つです。脳に悪影響を及ぼしたり、女性ホルモンを低下させるなどの問題が指摘されています。インスタント食品やスナック菓子はなるべく控えるようにしましょう。
7)添加物の多い加工品
ハムやソーセージ、ベーコンなどの加工肉、ちくわ、かまぼこなどの練り物、いくらやたらこなどの魚卵には添加物が多いので注意が必要です。また、イクラすじこなどは、発色剤や着色料などで赤色を保っているものもあるので購入するときは原材料を確認するようにしましょう。
加工品に含まれる添加物は、体に入ると内臓に負担をかけて、分解をするとき体の中の大量の酵素を必要とするため老化を加速させます。
肌や体をつくる食材や食べ方を見直すだけでも、毛穴対策をはじめとするエイジングケアが実現します。タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素をバランスよく摂って、体の中から若返りましょう。