ヒリヒリ・ピリピリは肌のSOSサイン!乾燥肌の対処方法
この記事は約 5 分 43 秒で読めます。
いつもと同じ化粧品を使っているのに、ある日突然、肌がピリピリするといった経験はないでしょうか。これは、肌が乾燥して敏感になっているという肌からのSOSのサイン。今回は、肌が乾燥して敏感になってしまったときの対処方法についてご紹介します。
Contents
肌がヒリヒリ・ピリピリする理由
肌のいちばん外側にある角層は、紫外線や大気汚染物質などの外的刺激から肌を守る「バリア機能」という働きを備えています。
しかし肌が乾燥すると、表皮の角層はスカスカになり、バリア機能が低下するため、いつも使っている化粧品でさえ、「ヒリヒリ・ピリピリ」と肌が刺激を感じやすくなってしまいます。
この肌が乾燥した状態を放置すると、さらに刺激を感じやすくなる敏感肌になってしまう悪循環に陥り、肌のターンオーバーが乱れてくすみやゴワついた肌に。
肌のバリア機能をチェックしてみよう
それでは、まずは今の自分の肌の状態をチェックしてみましょう。
- スキンケアをすると肌がピリピリと刺激を感じる
- 肌荒れがなかなか治らない
- 肌がかゆい
- 吹き出物が治りにくい
- 睡眠不足、食生活の乱れ…生活習慣が不規則
- 朝、スッキリと目覚めない
- あまり運動をしない
- つねに疲れやだるさを感じる
いかがでしょうか。
チェック項目が多いほど、肌のバリア機能は低下気味です。肌がこのように乾燥している状態のときは、保湿を重視したシンプルなスキンケアにチェンジして、肌のバリア機能を高める必要があります。
「保湿は化粧水たっぷり」は間違い
化粧水は肌の表面が塗れてしっとりとした感じになるので、一瞬うるおった感じがします。しかし、少し時間が経つと肌が乾燥してしまうといったことはないでしょうか。これは、化粧水の構成成分の大部分が水だから。
化粧水が悪いわけではありませんが、肌の保湿を重視するときは、配合している成分に注目する必要があります。肌の保湿する代表的な成分が「セラミド」。
セラミドの肌への効果に関しましては、以下の記事で詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。
肌の角層の水分のうち80%以上が、セラミドなどの角質細胞間脂質で占められています。ですから、乾燥肌や敏感肌の方はセラミドが配合された化粧品を選ぶのがおすすめです。セラミド以外にも保湿成分はあるので、代表的な保湿成分をご紹介します。
セラミド
セラミドは角層の細胞同士を結びつける働きがあり、水分や油分をしっかりと挟んでキープする特性があります。湿度の低い冬でも、しっかりと水分を保持する成分で、敏感肌の方以外にも、乾燥肌で悩んでいる方にもおすすめの成分です。
ヒアルロン酸
真皮に存在するゼリー状の物質がヒアルロン酸です。水分を抱え込む働きがあります。ヒアルロン酸1gに対して6ℓ以上もの水分を保持できる、高い保水能力が特徴です。ただし、化粧品に配合されているヒアルロン酸は、肌の真皮のヒアルロン酸になるわけではなく、あくまで角層を保湿するのみです。
コラーゲン
細胞同士をつなぎ止め、肌にハリや弾力をもたらすのがコラーゲンです。分子量が大きいので、ヒアルロン酸と同じく、肌の真皮のコラーゲンになるわけではなく、角層を保湿するのみの効果になります。
ビタミンC/ビタミンC誘導体
高い抗酸化力があるビタミンCは、ニキビや毛穴、シミなどに効果があるほか、コラーゲンを生み出す効果もあります。ナチュラルエレメンツでは、ビタミンC誘導体を高配合した美容液バランシングセラムCがありますが、肌が敏感になっているときは、ビタミンC系の成分が配合された化粧品は控えたほうがいいかもしれません。
肌がヒリヒリ・ピリピリするときはセラミドが配合された化粧品を
肌のバリア機能が低下して、いつも使っている化粧品がヒリヒリ・ピリピリと刺激を感じる場合は、セラミドが配合された化粧品を使って肌のバリア機能を高めることが大切。
そして、使う化粧品もアイテム数を減らしてシンプルなケアにすることがおすすめです。
シンプルなケアをおすすめする理由は、化粧品は美容成分以外にも、防腐剤や酸化防止剤などが配合されています。肌が弱っているときは、これらの成分も刺激に感じる場合があります。
ですから、肌が敏感になっているときは、セラミドが配合された化粧品でシンプルなスキンケアをして肌の回復を待つことがベスト。そして、このようなときにおすすめしたいのがバランシングゲルです。
バランシングゲルは、3種類のヒト型セラミドを配合した1本でスキンケアができるオールインワンゲル。濃厚なゲルが、乾いた肌をやさしく包み込んで肌のバリア機能回復をサポートします。
もともと日本人は、肌が乾燥しやすいといわれています。肌が敏感になっているときは、セラミドが配合された化粧品でしっかりと保湿をすることが大切です。
また、肌の調子が悪いとき、「化粧品が肌に合っていないのかも」と、新しい化粧品やあれこれといろんな化粧品を使いたくなってしまいますが、ここはグッと我慢をしてシンプルな保湿ケアをするようにしてくださいね。