肌のくすみに赤み…実は毛穴が影響している場合も!
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若い世代の方の「詰まり毛穴」や「開き毛穴」、年齢を重ねることによって起こる「たるみ毛穴」など、いくつになっても絶えることのない「毛穴」問題。
毛穴問題は、見た目の問題ばかりではなく、ベースメイクがうまくのらなかったり、ファンデーションが毛穴落ちしたり…と、メイク後の悩みの原因にもなります。さらに「くすみ」や「赤み」などの顔の色ムラに関しても、毛穴によって引き起こされる場合があります。
今回は毛穴が引き起こす、肌の色ムラ問題を解消するメイクテクニックをご紹介します。
どうして毛穴が色ムラを引き起こすの…?
顔の色ムラというと、
・肌の乾燥
・角質肥厚
・血行の悪さ
・毛細血管による赤み
・睡眠不足
一般的にはこれらが原因で、くすみや赤みを引き起こすことがありますが、「毛穴」が原因で起こる顔の色ムラもあります。
毛穴がなければ、肌の表面には凹凸が出来ずなめらかです。なめらかな肌は、どこから見てもツルっとしていて、光が当たることによる陰影も生じません。ですが、毛穴によって凹凸が生じると、肌表面に当たる光と、毛穴の奥に当たる光とで陰影ができ、毛穴奥の影部分が暗くくすんで見えてしまいます。
また、角栓が黒くたまることによって生じる「詰まり毛穴」は、暗く見えてしまうほか、少し赤みのある毛穴は肌が赤みを帯びて見えさせてしまうこともあります。このようなことが原因で、毛穴によっても顔の色ムラが引き起こされてしまうのです。
毛穴による色ムラを補正
では、毛穴による色ムラの場合、メイクでどのようなアイテムを使用して補正をすることが可能なのでしょうか?
毛穴の補正専用の下地やコンシーラーなどのアイテムを使用することはもちろんですが、毛穴の色ムラに応じてコントロールカラーや色つきのメイク下地を選ぶことがポイントになります。
ピンク
たるみ毛穴や開き毛穴など、毛穴の陰影によってくすんで見えてしまう肌に、透明感や明るさを呼び戻します。
イエロー
赤みをおびた毛穴や、角質のたまっている詰まり毛穴などの色を抑え、目立たなくさせる効果があります。
この場合、全体的に使用するメイク下地とは別の色で問題ありません。気になる毛穴部分のみに色ムラ補正として使ってください。
まずは、顔全体に通常のメイク下地を塗ります。その後、気になる毛穴部分に補正カラーを入れ込むように使用し、表面の凸凹をなくすようにします。
このとき使うのは、固形の少し固めのコントロールカラーでも、色つきのメイク下地でもどちらでも構いません。より、色の補正を発揮してくれるのは固形のタイプになるので、毛穴の色ムラ具合によって質感を選ぶのも良いですね。
毛穴の色味を補正することで、凹凸のないなめらかな肌表面をつくり、毛穴による陰影を緩和させてくださいね。
仕上げるのフェイスパウダーは質感が大切
基本的なベースメイクの手順は、スキンケア→メイク下地→毛穴補正アイテム(コントロールカラー)→ファンデーション→必要な方はコンシーラー→パウダーとなりますが、最後の仕上げで使用するパウダーの色や質感も、毛穴の補正にはとても重要です。
最近は、透明タイプのルースパウダーが主流ですが、そのルースパウダーにもほんのりと色がついたものが多数発売されています。
コントロールカラー選びと同じで、やはりここで使用するパウダーも毛穴の色ムラの悩みによって、ピンク系やアイボリー系(イエロー系)など、色を使い分けることが必要です。最後のパウダーによって、さらに色ムラの補正をすることができます。
また、毛穴の気になる方は、粒子の細かさに重きをおいてパウダーを探してください。パウダーには、ツヤタイプのものや、キラキラのラメタイプなどがありますが、ラメの粗いものや粒子の大きいパールタイプ、ギラギラとしたメタリックのものは、毛穴を目立たせてしまいます。
毛穴を隠したいときのパウダー選びは、毛穴部分よりも粒子が細かく肌なじみのよいパール感があるもの、サラッとしたセミマットタイプがおすすめです。
粒子の細かいタイプをブラシでしっかりと毛穴に入れ込むように使用することで、毛穴を奥からふっくらとさせて、凹部分を目立たなくしてくれる効果が絶大です。
「毛穴=色ムラ」という方程式は、なかなかイメージすることがないですが、毛穴に悩んでいたらコントロールカラーやパウダー選びにも気をつけてみてください。毛穴の陰影をなくし、肌表面が均一に見えることで、気になる肌のくすみや赤みが緩和されるはずです。