春鰹と新たまねぎの旨だし漬け丼
【材料】2人分
- ごはん
- 300g
- すし酢
- 大さじ2
- 鰹の刺身(サク)
- 200g
- 新たまねぎ
- 1/2玉
- 三つ葉
- 適量
- 水
- 200cc
- 醤油
- 大さじ4
- みりん
- 大さじ2
- わさび
- 小さじ1/2
- 昆布
- 5×10cm
作り方
- ごはん、すし酢を混ぜ合わせる。鰹の刺身を厚さ5mmのそぎ切りにする。新たまねぎは1mm幅に切る。三つ葉はざく切りする。
- 昆布を水にくぐらせてやわらかくしたら、キッチンバサミで2mm幅に切りながらボウルに入れる。
- ボウルに水、醤油、みりん、わさびを入れて混ぜたら鰹の刺身、新たまねぎを加えてラップし、冷蔵庫に1時間おく。
- 器にごはんを盛り、鰹の刺身、新たまねぎをのせたら三つ葉をのせて完成。
疲労回復を助けるビタミンB1を含む鰹と、ビタミンB1の吸収を促進する硫化アリルを含む新たまねぎを合わせることで、疲労回復を手伝い、身体を元気にして美をキープします。
ポイント
たまねぎを切っていると、鼻にツンときて涙がでてきますが、これは硫化アリルという成分で、揮発性の催涙物質です。硫化アリルは炒めたり煮たりするとプロピルメルカプタンという甘みのある成分に変化します。じっくり炒めたたまねぎがほんのり甘く感じるのはこのためです。
硫化アリルの1つであるアリシンは、ビタミンB1の吸収率を高め、新陳代謝を活発にするので、心身の疲れや夏バテ、イライラ、不眠症などに有効に働きます。また、胃液の分泌を活発にするので、食欲を増進する働きもあります。さらに、善玉コレステロールを増やしたり、血小板の凝集性を抑える作用により血栓ができにくくなるため、高血圧、動脈硬化、脳血栓の予防にも効果が期待できます。
そのほか、たまねぎに含まれているジスルフィド類が血糖値を下げる働きをもつため、糖尿病の予防にも効果があると言われています。このほか、グルタチオンという肝臓の解毒を助ける成分も含まれています。
捨ててしまいがちな外側の茶色い皮にも、ポリフェノールの一種であるケルセチンという有効成分が含まれているため、皮を煎じて飲むことで活性酸素を減らす効果が期待できると言われています。