サンマのしょうゆ麹炊き込みごはん
材料(2人分)
- 米
- 1合
- サンマ
- 1尾
- しょうゆ麹
- 小さじ1
- 椎茸
- 2枚
- にんじん
- 1/4本
- すだち
- 適量
- 水
- 1合分
- しょうゆ麹
- 大さじ1
- みりん
- 大さじ1
作り方
- 米を磨いで炊飯器に入れ、水を加えて30分浸水させる。
※米を浸水させてから調味料を混ぜないと、芯まで火が通らなくなってしまう場合があるので注意してください。 - サンマは洗って頭と尾を切り落とし、内臓を包丁の先で押さえて抜き、流水で腹の中を洗う。水気をふきとって長さを半分に切ったら表、裏、腹にしょうゆ麹をすりこむ。
- 椎茸、にんじんはみじん切りする。
- 炊飯器にしょうゆ麹、みりん、椎茸、にんじんを加えて混ぜたらサンマをのせて炊く。
- 炊き上がったら、サンマを取り出してほぐし、炊飯器に戻して混ぜ合わせる。器に盛ってすだちを添えたら完成。食べるときにすだちを絞る。
サンマに含まれるDHAやしょうゆ麹に含まれる酵素には、皮膚の新陳代謝を高め、シミなどの原因となるメラニン色素の生成を防ぐ働きがあると言われています。
ポイント
私たちが普段何気なく使っている調味料。例えば、味噌や醤油、酢、みりん、酒などは、すべて発酵食品になりますが、どれも麹がなければスムーズに発酵が進みません。
麹に含まれる酵素がタンパク質をアミノ酸に変えることで、私たちが美味しいと感じる味になります。
麹自体を料理に使う場合は、麹自体にも穀物の甘さがあって美味しいのですが、基本的には麹をそのまま食べるのではなく、他の食材と混ぜて使います。麹を食材と混ぜて時間をおくと、麹に含まれる酵素の働きで、タンパク質はうま味成分であるアミノ酸に、でんぷんは糖に変化します。
タンパク質やでんぷん自体には味を感じることはないのですが、これらが酵素によって分解されてアミノ酸や糖になると、私たちは「美味しい」と感じるのです。
なので、麹を料理に使う場合は、ゆっくりと時間をかけて、麹の力で食材の美味しさが引き出されるのを待ちましょう。シンプルなのに美味しいのが、麹を使った料理のポイントです。
また、麹を料理に使うと食材のうま味が増すので、塩や醤油、砂糖などの調味料をたくさん加えなくても味が豊かになります。塩分や糖分を取りすぎる心配がなくなるので、病気の予防にもつながります。